GUITARの歴史


seen original thinline
(TAKASHIMA MODEL)
color :pacific blue
原宿・松下工房さんのオリジナルブランド「Seen」のテレキャスターThin Line。高島さんの身体に合わせ、通常のテレキャスターThin Lineよりもボディ-が小さめにカットされた設計になっています。
特徴は、形状こそテレキャスターでありながら、ピックアップ(EMG)のアッセンブリーがストラトキャスター仕様のS-S-Sであることです。さらに3つのピックアップを同時にアウトプットできるプリセット切り換えスイッチを搭載。作られた工房の方の自由なアイデアが秀逸で、セミアコならではの音の奥深さがあるそうです。
ディレクターとして関わった若いミュージシャンの方々に好評だったこのギター、杉山&オメガ2018年野音、2019年ツアーで使用されました。カッティングの音色が最高にカッコイイです。

seen original
(TAKASHIMA MODEL)
color :dolphin white
平成元年から使用されていると思います。シングル曲でいうと「どうして好きといってくれないの」あたりでしょうか。以来、ずっとライヴでのメインギターになっています。杉山&オメガ2004ツアー、2018野音、2019ツアーでも大活躍だったのは記憶に新しいところです。
ピックアップはS-S-Hなのですが、このギター最大の特徴は、通常のストラト式ピックアップ切り替えスイッチの他に、プリアンププリセット切り替えスイッチが搭載されている点です(ボディ左上部)。このスイッチによってプリセット・モードと現状のピックアップモードを即座に切り替えることができるそうです。
曲の途中でフレーズによって使い分けられていますが、我々がコンサートで耳にしている音には、一音一音にこうしたプロ・ミュージシャンの「良い音へのこだわり」が込められているんですね。

seen original
(TAKASHIMA MODEL)
color :red wine
1987年冬、1986オメガのセカンドツアーから使用されているものです。シングル曲でいうと「Stay girl, Stay pure」の頃だと思います。それまでビル・ローレンスのクラシカルなストラトを愛用されてきた高島さんが、このギターを持ってテレビに出られた時は衝撃的でした。
このギターの特徴は、フロント・ピックアップが排除されたアッセンブリーであるという点ではないでしょうか。当時の雑誌の見出しにもありましたが、この頃1986オメガのサウンドは、よりハードに、よりタイトにと移行していった時期。そんな新しいサウンドにピッタリなカッコイイ音色でした。
このギターがメインだった頃、「アクアマリンのままでいて」の大ヒットがあり、イントロでカルロスさんやジョーイさんと同じステップを踏んでいた高島さんを思い出したりします。

Bill Lawrence custom
color :yellow
1986オメガの「FIRST」ツアーから使用されていました。当時の雑誌の記事によると、87年3月11日の山形公演からだそうです。
このギターの特徴は、トーンコントロールをひとつにまとめ、ツマミがボリューム×1、トーン×1になっているところ。また、当時クラシカルなストラトやテレキャスターを生産していたビル・ローレンスに、フロイトローズが搭載されていたのは驚きでした。当時のカタログでも無かったような気がします。
たしかこのギターをもたれて「Crystai Night」を演奏されている姿をテレビで見たことがある、と記憶していたのですが、コンプリートボックスのDVDで確認できました。

Bill Lawrence custom
(BC1D)
color :pink
杉山&オメガ「FIRST FINALE」ツアー(1985)から1986オメガ「SECOND」ツアー(1987-1988)まで主に使用されていました。我々ファンにとって「高島さんのギター」といえば、真っ先に思い浮かんでくるのがこれではないでしょうか。
ステージでライトが当たると何とも言えない「いい色」になっていました。このギターで奏でられる素敵なソロやタイトなカッティング、バスドラムに合わせてネックを振り、膝から下を動かしてリズムをとる弾き方に憧れ、何度も真似しました。
BC1Dをベースにしたカスタムメイドのようで、ピックアップはS-S-H。フロント・ミドルはOBLのツインブレードハムバッカー、リアは同じくOBLのハムバッカーだと思います。

Bill Lawrence custom
(鼈甲柄ピックガード)
color : olympic white
時期的にいうと、白ヘッドのオリンピック・ホワイトとピンクの間に登場したと記憶しています。杉山&オメガの「FIRST FINALE」ツアー(1985)序盤戦はこのギターがメインでした。
アッセンブリーはピンクと同じS-S-Hですが、最大の特徴はやはり鼈甲柄のピックガードではないでしょうか。
メインのギターがseenに移行した後、おそらく「ザ・ベストテン」だったと思うのですが、大阪からの中継時、このギターで「アクアマリンのままでいて」を弾かれている姿を見て、なぜか少し嬉しくなったことを思い出します。

Bill Lawrence custom
(ホワイトヘッド)
color : olympic white
「ふたりの夏物語-NEVER ENDING SUMMER-」が大ヒットしている頃、メインで使用されていました。杉山&オメガ解散を発表された後楽園球場のステージもこのギターでした。
高島さんはビル・ローレンスのホワイトを3本所有されていたと思います。このモデルは、ピックアップこそS-S-Sで初期のものと同じアッセンブリーですが、ハードパーツがゴールドで統一され、ヘッドがボディと同一カラーという点です。
ピンクのジャケットの袖を折って羽織り、このギターを弾かれている高島さんの姿を「ザ・ベストテン」で見ていたことは、我々の青春の1ページですね。

Bill Lawrence custom
color : olympic white
杉山&オメガの初期から使用されているものだと思います。このギターを弾いている写真がビル・ローレンスのカタログに掲載されていました。
ピックアップのアッセンブリーはS-S-S。ネックはローズウッドですが、「SINGLE VACATION」で吉田さんが同じ色のメイプルネックを弾かれていたような記憶があります。
初めてテレビで高島さんを見た時、弾いていらしたのがこのギターでした。以来、高島さんはヒーローになりました。

Greco LP800
color : cherry sunburst
1975年製Grecoのレスポール「LP800」です。これはエレキギターとしては中学3年生の時、御自身で初めて購入されたもので、クリエイションの竹田和夫さんが使われていたギブソンのチェリーサンバーストのレスポールに憧れたのが、選ばれたきっかけだったそうです。
アマチュア時代のメイン・ギターで、当時の写真では、必ずといっていいほどこのギターを持たれています。オメガでデビュー後もテレビで何度か使用されたそうです。
2004年の「First Finale2」ツアーのために、オーバーホールに出されましたが、年代モノであると同時に御実家で長い間眠っていたためか、修理の見積り金額が購入した金額より高かったそうです。
しかしメンテナンスの方の御尽力もあり、約20年ぶりにステージで使用されました。高島さん曰く「音まで良くなったかも」だそうです。
”きゅうていぱんちょす編”では、高島さんのこのギターに対する思い入れや、工房のメンテナンスの方の努力に応えるような美しい音色が、客席にもガンガン伝わってきました。